2018.05.15 UP
猫も20歳を過ぎれば猫又(妖怪)の資格を得る・・・・・・
日本は世界の他の国からみればとても変な国だ。その変な代表格は人間を含めた生きの物の生前・現世・死後への感じ方かもしれない。日本へは大和時代に仏教が入り、武士の時代には儒教が入り、キリスト教も来たけれど、結局どれも日本人の精神を支配できなかった。寺は日本中にあり、死んだら墓は寺にはあるが、でもキリスト教徒やイスラム教徒のような一神的な精神の支柱ではない。毎年、新年のお参りは神社だし、結婚式は教会でなんて人も大勢いる。今色々な国の人が日本へ来るが、多分この世界でも稀な宗教観には皆最初はビックリ、でもこれもありかな?この方が平和で幸せかも?なんて思うかもしれない。
なんせ年季の入った八百万の神々の国だから面白い。日本人はこんなことを言う、例えば猫も長生きすると猫又(妖怪)になる、道具だって壊れずに百年経つと、あやかしになる。国中で、地域で色々な精霊が人間と暮らしていても不思議ではないと考えるのが日本人。
最近、岩手の遠野に関する本を読んだ、色々な伝承が数多く残されている地域の話で面白かったし、宮部みゆきの百物語シリーズも大変面白い、浅葉なつの神様の御用人シリーズも面白く、先日第7巻を読んだけど日本書紀以前の神様がたくさんが出てきて、とても面白く読ませてもらった。こうゆう系統の本が好きなのは典型的な日本人なのかな????と思う次第です。