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2018.07.19 UP
昔のバブルのこと・・・・・

昔々、今から30年くらい前の話。私は当時札幌のススキノに住んでいたような時代がありました???家にいる時間よりススキノにいる時間の方が長かった???ような気がする???この時期(1986年12月~1991年2月までの51ヶ月間)歴史上(少々大げさ)では日本のバブル経済時代と言われています。多分あんな時代は日本の歴史上なかったろうし、今後も発生することは無いでしょう。

日本で起こった空前の資産価格の上昇と好景気、それに付随して起こった様々な社会現象を称してバブル景気、バブル経済などと言います。でも最後は見事に大弾けでバブルは見事にきれいに無くなりました。そして、その跡には死屍累々の大惨事が残りました、倒産した銀行や会社は数知れず、破産した人も数知れず。栄華の代償はとても大きかったのです。その後の20年以上にわたる長期不況(これを称して日本の失われた20年とも言います)の引き金となりました。

でも現代の若者には悪いけど、同世代(バブル時代に30代・40代だったサラリーマン、中でも営業マン)が集まると今でもバブルの話で盛り上がります。イヤー!!!本当に、あの時代は、ある意味楽しかったね、後始末のことは別にしてと。本当に今なら考えられない金銭感覚でしたね、仕事も遊びも、仕事は億単位の話は当たり前、遊びもバックに金を一杯詰めて歩き回っている人がススキノにも沢山いました。とにかくお金が余っていた、だぶついていた、銀行は金を、借りてくれ、借りてくれ!!!のお願いの状態。(なんせ当時の銀行の定期預金は、預けて10年経つと元本の倍以上になって返ってくるという高利率) その金が一番注ぎ込まれたのが土地資産でした、特別に土地バブルという言葉があるくらいなのです。都心に土地を持っていた人は、あっという間に億万長者になりました。(うまく売り抜けた人の話ですよ!!)とにかく日本中(特に東京等の大都市)の土地の価値が上がりました、想像を絶するくらい。

ちなみに皇居の土地の値段が、カナダの土地全部の値段と同じ山手線内側の土地価格でアメリカ全土が買える算出結果となったのです???!!!とにかくめちゃくちゃでした。だから弾けた後遺症も超絶大だったのです。でも・・・・あの時代を経験・体験できて良かったなと懐かしく思うのは犯罪的なのでしょうか・・・・・・・・???

2018.07.18 UP
隻手の声・・・・・

今日読んだ本の題名が”隻手の声”と言う、あまり普段は聞き慣れない言葉でした。禅に造詣がある方は御存知かもしれませんが、この言葉は江戸時代中期の高名な禅僧(白隠和尚)が修行僧に問いかけた問答(公案と言うそうです)だそうです。

昔風に言えば「両掌(りょうしょう)打って音声(おんじょう)あり、隻手(せきしゅ)に何の音声かある」となります。※隻手とは片手のことです  今風に言えば「両手を打つと、音が響きます。しかし、片手では、どんな音がするでしょう???」  片手では、打つことができません。当然音も響かないでしょう。その音をどう聞くのでしょうか?この公案を「隻手(せきしゅ)音声(おんじょう)と言うそうです。いくら耳で聞こうとしても不可能ですよね。頭で考えても答えが出ることでは無いようです。「隻手(せきしゅ)音声(おんじょう)に、何か意味のある答えは無いのです。

世の中には、言葉では説明できないことがたくさんあります、人や物から、無言だが自分に強く何かを訴えるものを感じる事はありませんか?日常の理屈や分別に固執していては感じることはできませんが、世の中は、本当に言葉では説明できないことが満ち溢れているそうです。

「隻手音声」とは、自分に向かって沢山の、声なき声、音のない音、が満ちている。音や声は耳で聞くものと云う固定概念を捨て去り、音声を目や鼻や肌など全身全霊で受け止めることが大切なのですよ!!!と言っている、一喝言です。

難しいですね、禅宗の公案は、修行が足らんね、まったく!!!