2018.03.29 UP
完全数496
神の数式については頭が混んがらがってしまったので、もう止めましょう、おしまい。
今日は前回に出現した完全数496について、面白そうな資料からの抜粋を載せます。
完全数496なんて普段の生活に全く関係ないから、多分ほとんどの人が初めて聞く数字の話ですよね。
では始めましょう!!!
完全数”496″は宇宙を表す神秘的な数字? – 古代ギリシャから受け継がれた神の数宇宙は”496”に支配されている???何だ-!それ-!
パッと見は特に何の特徴もない数”496″が、実は宇宙の真理を表す特別な数字かもしれません。
ここでは、”496″を数学的な観点から見た興味深い性質と、この数字に関わる歴史的な事実について紹介します。
”完全数”という数を知っていますか?これは、造語ではなくれっきとした正しい数学用語です。
”完全な”数なんて、何だかすごいネーミングですが、どのような数が完全数なのでしょうか。
例えば完全数は下のような数です。
・6
・28
・496
・8128
などです。10000以下の数で完全数はこの四つだけです。
これらの数字の共通点は、自分以外のすべての約数を足すと、自分自身の数になるということです。
例えば完全数の中で最も小さい”6″を考えます。”6″の約数(6を割り切ることができる数)は、”1″、”2″、”3″、”6″の四つです。
この四つの数で”6″を以下のように割り切ることができますね。
・6 ÷ 1 = 6
・6 ÷ 2 = 3
・6 ÷ 3 = 2
・6 ÷ 6 = 1
そして、この四つの中の自分自身の数”6″以外を足してみます。
1+2+3=6
すると、再び自分自身の数”6″になりました。これが完全数です。
“6”では、あまり感動がないかも知れませんので、”496″で同じようにやってみましょう。
“496”を割り切ることのできる数は、次の10個の数です。
・496 ÷ 1 = 496
・496 ÷ 2 = 248
・496 ÷ 4 = 124
・496 ÷ 8 = 62
・496 ÷ 16 = 31
・496 ÷ 31 = 16
・496 ÷ 62 = 8
・496 ÷ 124 = 4
・496 ÷ 248 = 2
・496 ÷ 496 = 1
そして、最後の自分自身(496)以外の数である9個の数字をすべて足すと、
1+2+4+8+16+31+62+124+248=496
となり、見事に自分自身の数に戻ってきました。
上で示したその他の完全数(”28″や”8128″)も同じ性質を持っています。
ちなみに、”8128″の次の完全数は、一気に値が大きくなり”33550336″となります。
完全数の中でも”496″は特別な完全数であると言えるかもしれません。それは、完全数であるための性質以外にも色々な面白い特徴を持った数だからです。
約数の数がキリのよい10個
上でも見たように、自分自身を含んだ約数の数がキリのよい10個となっています。
二進法での表示が美しい
“496”を二進法(10ではなく2で繰り上がる数値の表現方法)で表現すると、
(十進法)496=(二進法)11110000
となり、1と0が四つずつきれいに真ん中から分かれています。
素数31が隠れている ※素数てなんだ?は自分で調べて下さいね。
“496”は”31″と深い関係があります。まずは、1から31までを足してみましょう。
1+2+3+⋯+29+30+31=496
このように、1から31までの連続する整数を足すと、”496″になりましたね。
次に、”496″を2で割り続けてみましょう。つまり半分にする作業を続けるということです。これを半分にできないところまでやってみます。
・496の半分 = 248
・248の半分 = 124
・124の半分 = 62
・62の半分 = 31
最後は”31″になりましたね。数式で書くと、
496÷(2×2×2×2×2×2)=31
と書けます。ここでも”31″が登場しました。※さっぱりわからんゾ!!!
このように、”496″は完全数である以外にも様々な美しい性質を持っているのです。
ここからは、少し数学的なことではなくなってしまいますが、”496″にまつわる歴史的なことを紹介します。
“496”は古代ギリシャの時代からすでに特別な数字であることが認められていました。
古代ギリシャが栄えたのは紀元前3000年頃であり、今から約5000年前です。古代ギリシャにも数学者は存在し、初めに紹介した四つの完全数、
・6
・28
・496
・8128
は彼らによってすでに発見されていました。パソコンどころか電卓もない5000年前にこれらの完全数を発見するなんてすごいですよね。
そして、とくに”496″を神秘的な数字として扱っていたといいます。もしかすると、現代の私たちも気づかない”496″の秘密に気づいていたのかもしれません。
ちなみに、新約聖書の一つである”ヨハネによる福音書”の一章は496の音節から構成されています。これは偶然かもしれませんが…
宇宙の真理は”496″?
“496”は、宇宙の真理に深く関係しているかもしれないのです。
宇宙物理学といえば、天才アインシュタインが生んだ相対性理論ですが、宇宙の基本的な運動を理解するには、素粒理論を理解する必要があります。
前回出てきましたね、苦労の末に当時マイナーだった二人の宇宙物理学者が”超弦理論”という宇宙を解明するための理論の研究を進めていましたが、どうにもこの相対性理論と素粒子理論の二つを矛盾なく説明することができませんでした。しかしある時、数式内に完全数”496″が出現して、それから相対性理論と素粒子理論の二つがうまく溶け合い始めたのです。その後も”496″という数字がたびたび数式内に登場し、宇宙の真理に近づく理論が出来上がってきました。・・この辺が全くわからない???
”496″が現れたのが必然か偶然かも分かりません。しかし、”496″には何か特別な力があるのではないかという????がたくさんあるのも事実です。
天才たちが100年かけて、現在この話がありますが、まだまだ、ますます、解けていない謎がたくさんあるそうです。・・奥が深すぎて全く見えません、特に私には。
いやはや難解なシリーズでした。こんな????を考えるのはボケ防止にはいいかも!!!